メール情報 R:三省 化審法 三省合同会合(3/23開催分) 議事録

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◆厚労省・経産省・環境省 2018/4/26 (2018/3/23開催分)
<経産省>
平成29年度化学物質審議会第5回安全対策部会【第1部】【第2部】(第2部は審査部会と合同開催)‐議事録(4月26日)
http://www.meti.go.jp/committee/gizi_0000007.html#meti0003776

平成30年3月23日
 第5回【第1部】 議事要旨 議事録 配布資料 
 平成29年度化学物質審議会第5回安全対策部会 平成29年度第10回薬事・食品衛生審議会薬事分科会化学物質安全対策部会化学物質調査会 第182回中央環境審議会環境保健部会化学物質審査小委員会

第5回【第2部】      議事要旨 議事録 配布資料 
平成29年度第10回薬事・食品衛生審議会薬事分科会化学物質安全対策部会化学物質調査会 平成29年度化学物質審議会第5回安全対策部会、第175回審査部会 第182回中央環境審議会環境保健部会化学物質審査小委員会

※【第2部】では、改正化審法における少量・低生産量申出での排出係数が審議されました。
下の抜書きに示されている様に、環境省の廃棄段階の検討は、やっつけ仕事であった様です。

この議事録に則り、用途№116印刷インキ、及び№126紙パルプ薬品の排出係数に関し、化成協から訂正すべき(0.1 ⇒ 0.03)との情報提供・提言を行っています。

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【第2部】議事録より
注)石井委員:日化協常務理事
__原田委員:石鹸洗剤工業会環境安全専門委員会委員、(ライオン、日化協化審法WG主査)

<52頁>

○石井委員 ありがとうございます。
ちょっとお伺いしたいところ、今の参考資料5になるんですかね、この中で、ざっと今、127
ページでしたっけ、一覧表があるとおっしゃっていましたけれども、ざっと見て、116番とか、
126番って、すごく高い値になっているなという気がするんですが。すごくというわけじゃな
いですが、1桁高いなという気がするんですが、これは何か、逆に言うと紙・パルプ薬品とか、
インキとかトナーとか、そういうところって、そんなに何か排出されているのかなと思ったん
ですが、何か理由はあるんでしょうか。
○白石委員長 事務局、お願いします。
○MOE事務局 ご質問ありがとうございます。
参考資料5の例えば65ページに、印刷インキに関する検討をした詳細が書いてございます。
これをご覧いただきますと、今回、印刷インキの例えば詳細用途のaでございますけれども、
これらにつきましては、印刷インキでございますので、古紙の再生というのがありますので、
その分を見込んでおりまして、その計算を加味して、今回、このような値を設定したという経
緯がございます。
○石井委員 言いかえますと、今のは、65ページを拝見しますと、リサイクル(古紙再生)と
書かれた下の丸のところからの横の部分が高いということなんですね。これ、括弧内を今拝見
しましたら、0.9014という数字が記載されて、それを使われているので高くなっているという
理解でよろしいんでしょうか。
○MOE事務局 そうですね。このような考え方に基づいて計算をしていけば、このような
0.90という値になるということでございます。
○石井委員 続けてちょっと、質問というか、単純な私の考えなんですけど、リサイクルされ
<53頁>
ているところでも、そんなに出るんですかね。埋立よりか、上のREACHのCSA Guidanceの数字
に基づいてというやつで、埋立のところの数字よりかリサイクルのところの数字が、すごく排
出係数が大きくなっているように思えるんですが、リサイクルのところって、そんなに出てい
るものなんでしょうかというところで、ちょっと疑問があるなと思って。この数字が間違って
いるというわけじゃなくて、じゃあ、ほかのもみんな同じところからとっているで見直さなき
ゃいけないじゃないのという話なんですが、ここだけ何か突出しているような気がしたので、
ちょっと聞かせていただいています。何か特定な理由というのはあるんでしょうか。
○MOE事務局 ご指摘ありがとうございます。
今回、かなり、来年の1月の施行に間に合わせるということで、我々も集められるだけの知
見を集めてきて、設定しているというところでございます。そういった中で、やっぱり集めら
れる中で最も確からしい、根拠のあるものを持ってきて排出係数をそれぞれ設定したという経
緯がございまして、今回、こちらのリサイクルの排出のところにつきましては、やはり使える
のがREACHのCSA Guidanceの紙リサイクルの排出係数というのがありまして、これが最大値が
0.9という、かなり大きな値だったんですけれども、これにつきまして、さらにやはり我々も
ですね、さすがに0.9という、そのまま使うのはという検討をしまして、排水処理による除去
というものを加味しまして、化審法のリスク評価ガイダンスと同様に除去率を67%というもの
を設定して、そうすると0.9にさらに67%を差し引いて水域の排出係数を0.3というふうに設定
させていただきました。
○石井委員 ご説明ありがとうございます。
そうしますと、逆にもう少し詳しいデータがあると、またこの数字は変わるかもしれないと
いう理解でもよろしいんでしょうか。
○MOE事務局 今まさに、先ほどのスクリーニング評価の排出係数もそうですけれども、資
料に明確に書いてございますが、今後、最新の知見が得られた場合には見直すというのが前提
でございますので、もちろん、今後何か新しい知見等あれば、また検討をしていくということ
だと考えています。
○石井委員 わかりました。もし、我々のほうでも新しい知見なり、何か提供できるデータが
あるようでしたら、ちょっと確認をして、またご相談したいと思います。
○白石委員長 ほかに。

<54頁>
<中略>

○恒見委員 廃棄・リサイクル段階のちょっと排出係数について2点質問です。
参考資料5の例えば12ページのところに、いっぱいありますけど、焼却・埋立・リサイクル
のそれぞれの大気、水域への排出係数が出ておりますが、まず、焼却についてのご質問は、焼
却施設での除去率を考慮して、大気と水域に2等分していますけれども、基本的には大気に行
っちゃうんじゃないのかなと。単純に大気のほうに全量というふうにせずに、大気、水域に分
けているのはなぜでしょうか。
それから、次に埋立のほうですが、これはREACHのCSAに対して例えば日本の埋立の状況、管
理型の埋立だとか、そういうところも勘案されているのか、要は欧州と日本とのその辺の埋立
の違いということは勘案されているのかが一つ。
多分、水域への排出というのは、特に長期間、多分、だから物質で言えば、もうライフサイ
クル、何か生涯にわたって出てくる量なのかなと思うんですが、この辺の長期使用製品もライ
フスパンは長いんですが、さらに埋立もライフスパンが長いので、その辺、ちょっとどういう
ふうに考えているのかなというところを教えてください。
○MOE事務局 ご指摘ありがとうございます。
まず1点目でございますけれども、今回、大気と水域にそれぞれやっていますけれども、今
回使います排出係数というのは、大気と水を足し合わせたものを結局使うので、そこの割合に
そこまで行かないというところが一つでございます。
あと、二つ目のご指摘としまして、埋立を欧州の今回CSA Guidanceを用いていますので、日
本との違いは加味したのかというご質問だったかと思うんですが、もちろん、そういった精緻
を当然時間があればやっていくべきだと思うんですけれども、今回、かなり短時間だったもの
もありまして、日本のデータも探したんですが、やはりちょっと今一番確からしい、使えそう
なものはこれだったということでございます。ですので、もちろんいろいろ精緻にできるとこ
ろがあれば、どんどん、いろいろあるかとは思うんですが、今回、この短時間の中で一番信頼
性がありそうなものを我々としてもピックアップして設定してきたというところでございます。
<55頁>

<中略>

○原田委員 質問というか、先ほど石井委員から出たように、産業界でデータを持っている場
合、このタイミングでデータの精度アップができるんであれば、そのタイミングとしては、パ
ブコメが5月ということでございますので、ここ1カ月ぐらいお時間を頂戴して、提供できれば、
見直しの対象に載せていただいてもよろしゅうございましょうか。
○MOE事務局 はい、コメントありがとうございます。もしいただける資料があれば、見さ
せていただいて、検討させていただきたいと思っております。

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