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特許の国際出願制度を活用しやすくなります
~「PCT国際調査及び予備審査ハンドブック」を作成しました~
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本件の概要
日本国特許庁は、PCT国際出願(※1)に関する業務手順や判断基準について、図解を加えて詳細かつ総合的にまとめた世界に類のない業務指針として、「PCT国際調査及び予備審査ハンドブック」を新たに作成し、英訳版も同時に公表しました。これにより、日本国特許庁の運用の透明性が高まることで、これまで以上に、内外制度ユーザーにとっても、予見性が向上し、PCT制度を活用しやすくなります。また、外国特許庁とJPOとの間で、国際調査及び予備審査に関する協力関係を築くことができます。
1.本ハンドブックの位置付け
近年、日本国特許庁(JPO)は、他国からのPCT国際出願について国際調査及び予備審査を行う機会を増やしています(※2)。JPOは、このような状況を踏まえ、国際調査及び予備審査に関する運用の透明性を高めることによって、これまで以上に、
(i) 内外制度ユーザーが、PCT制度を活用しやすく、また、(ii)JPO審査官が行う国際調査及び予備審査に対する外国特許庁からの信頼を得るため、新たに本ハンドブックを作成・公表することとしました。
PCT国際出願に関する業務指針は他国にも存在しますが、本ハンドブックのように図解を加えて詳細かつ総合的に分かりやすくまとめたものは、世界に類がありません。
2.本ハンドブックのポイント
- フローチャートを活用するなどして、PCT制度の全体像や、国際調査及び予備審査に関する審査官の業務手順を分かりやすく解説しました
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http://www.meti.go.jp/press/2015/10/20151001002/20151001002.html
3.公表及び適用時期
- 「PCT国際調査及び予備審査ハンドブック」
http://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/pct_handbook.htm - 「PCT国際調査及び予備審査ハンドブック」(英訳版)
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki_e/t_tokkyo_e/pct_handbook_e.htm